蛋白質医用工学分野
タンパク質分子の化学的性質を理解し、タンパク質を自由自在に取り扱うタンパク質工学の要素技術を開発し、これらを医療応用するための基盤技術開発に取り組んでいる。大学院生は多種多様な物性のタンパク質の生産・精製技術と、不安定で凝集しやすいタンパク質を可溶化する技術を習得したうえで、これらの技術の医療分野への応用研究に取り組んでいる。近年は特に腫瘍免疫学分野への応用を目指しており、多種多様で個人差が大きい「がん抗原」を網羅的に生産することで、腫瘍免疫応答の活性化を高感度かつ網羅的に定量評価できる抗体検査診断薬の開発に注力している。がん免疫治療の奏功率の向上は個別化医療の重要課題であり、タンパク質工学を活用しこれらの課題解決をサポートしたい。
PROJECT
プロジェクト