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バイオ・創薬部門蛋白質医用工学分野

ジスルフィド含有タンパク質の不可逆熱失活を抑制する添加剤

タンパク質の分子内に存在するジスルフィド(SS)結合は、タンパク質分子内の「柱」であり安定性に大きく寄与しているが、加熱中にSS結合が崩壊して極めて反応性の高いパーチオール(R-SSH)が生じることで、SS交換連鎖反応が進行して一気にタンパク質が壊れてしまう。この連鎖反応はメタンチオスルフォナート(MTS)系添加剤で特異的かつ効率的に抑制することができ、タンパク質の加熱不可逆失活を大幅に軽減できる。本技術の医療面での応用展開を進めている。

ジスルフィド含有タンパク質の不可逆熱失活を抑制する添加剤

研究室データ

バイオ・創薬部門 蛋白質医用工学分野
研究教授 二見 淳一郎

助教 岡田 宣宏

http://www.okayama-u.ac.jp/user/proteng/