カリキュラム・ポリシー
博士前期課程
ディグリー・ポリシーで掲げた力を修得した人材を養成するため、研究科として以下の方針及び考え方に基づき、教育課程を編成し、実践します。
教育の実施方針
持続可能社会の実践に向けて学生が主体的に学び続ける能力を育成する教育を実施します。
教育内容の考え方
主体的・対話的で深い学びの視点から、「何を教えたか」から学生が「何ができるようになったか」を重視して、以下の教育内容を提供します。
【共通教育】
研究科の学生に共通して求められる汎用的技能の育成を目指し、他の学生と学び合う、共に育ち共に創る実践的な活動を提供します。
ヘルスシステムが内包する諸課題を知り、他の専門領域の多様な視座を理解し協働しながら課題の本質を考え解決へと導くために必要な知識や技能を身につけるカリキュラム「統合科目」を提供します。
【専門教育】
専門領域の内容を体系的に提供することによる深い理解と、異なる専門領域の知識を統合したり、創造したりすることができる機会を提供します。
自身の専門領域に関する先端的な知識や技能を学びつつ、関連する他の専門領域の知見や技能を吸収し統合し専門的な立場から課題を記述して社会実装も視野に入れて解決できる力を身につけるカリキュラムを提供します。
【言語教育】
グローバル社会で必要とされる英語力を伸ばす教育を提供します。
英語での研究活動や実践現場での活動を想定して、学会等で日本語だけでなく英語での発表や交流する機会をもつことを推奨します。
教育方法の考え方
前述の教育内容を以下の方法で提供します。
①自身の可能性を主体的に広げる教育方法を展開します。
人が交わる全学共通教育や研究科共通科目「統合科目」群、知が交わる専門教育を通して、他者を理解しヘルスシステム統合科学の考え方や方法論を学び(「ヘルスシステム統合科学序論」)、その考え方や方法論について演習を通して身に付け(「ヘルスシステム統合科学総論」)、さらに実践的なプラクティス(「先進病院実習」、「実践ヘルスシステム統合科学」)を通して、イノベーションサイクル活動の実践に必要な知識や能力を育成します。また、ヘルスシステムに関連する現場の状況や課題を理解し、コミュニケーション能力の向上や倫理感も涵養します。「専門科目」群では、コースワークとして専門分野の先端的な手法や技術を学び、手法や技術を応用する思考を深化させ、課題やニーズを自身の専門領域の立場から理解して社会実装も意識した研究開発を実践できる専門家としての能力を育成します。さらにリサーチワークとして、コースワークで学んだ知識や能力を総合的に活用して特別研究に取り組み、イノベーションの基盤を支えるための知識や能力を向上させます。
②総合大学の特長を活かした教育体系を提供します。
自らの専門を深めながらも様々な専門との出会いにより、多様な視座を理解し協働しながらヘルスシステムが内包する諸課題の本質を共に考え、解決方策を共に創り、共に育む教育体系を提供します。
③学生の成長に応じた実践的な教育プログラムを提供します。
実践的なプラクティス教育プログラムとして、「先進病院実習」、「実践ヘルスシステム統合科学」、複数の「インターンシップ」といった学内外・国内外とつながった実社会における学びを提供します。
学修評価の考え方
以下の考え方にもとづいて学修評価を実施します。
①統合科学のアプローチや様々な専門領域の視座や手法の理解について評価します。
「ヘルスシステム統合科学序論」、「ヘルスシステム統合科学総論」や概論科目において、統合科学のアプローチやイノベーションのループへの理解やヘルスシステム統合科学に関連する専門領域の視座や基本的手法が身に付いていることを、レポートや受講態度等で評価します。
②ヘルスシステムにおける多様な困難や課題の理解について評価します。
「ヘルスシステム統合科学序論」や概論科目においては、様々な専門領域の視座や手法などを理解していること、「医療政策」や「医学研究概論」では、医療の状況や課題を理解していること、「先進病院実習」や「実践ヘルスシステム統合科学」では、ヘルスシステムの現場を構成する異なる立場から課題の整理と考察が行えていることを、レポート等により評価します。また、修士論文の内容により多様な困難や課題の理解度を評価します。
③研究開発を実施して創造的解決に取り組む能力について評価します。
「先進病院実習」や「実践ヘルスシステム統合科学」では、課題解決策を考察していることをレポート等により評価します。専門的知識や手法を活用して取り組む特別研究では、新しい知見が含まれていることや新規な手法や技術を創造的に研究・開発していること、社会実装に関する考察をしていることを、修士論文および中間審査、最終審査でのプレゼンテーションと質疑応答により評価します。
④課題の解決に貢献しイノベーションの基盤を支える能力について評価します。
専門科目では、先端的な専門知識や能力を身につけていることをレポートや期末試験等により評価します。また、「先進病院実習」や「実践ヘルスシステム統合科学」において、他の専門分野の学生と課題解決に向けた協同の記録や振り返りにより評価します。また、修士論文とその最終審査により課題解決能力が身に付いているかを評価します。
正課外教育の考え方
国内外の公開シンポジウムや学会等の学術交流への参加など、学生が授業での学びを越えて自らの成長を実感できる正課外の機会を提供します。
博士後期課程
ディグリー・ポリシーで掲げた力を修得した人材を養成するため、研究科として以下の方針及び考え方に基づき、教育課程を編成し、実践します。
教育の実施方針
持続可能社会の実践に向けて学生が主体的に学び続ける能力を育成する教育を実施します。
教育内容の考え方
主体的・対話的で深い学びの視点から、「何を教えたか」から学生が「何ができるようになったか」を重視して、以下の教育内容を提供します。
【共通教育】
全ての学生に共通して求められる汎用的技能の育成を目指し、他の学生と学び合う、共に育ち共に創る実践的な活動を提供します。
ヘルスシステムが内包する課題を多様な人々と協働し様々な視点から分析しその本質を解明し、独創的な課題解決策へと導くために必要な知識や技能を身につけるカリキュラムを提供します。また、解明した課題の本質や解決策を平易な言葉で社会に発信できる技能を育成します。
【専門教育】
専門領域の内容を体系的に提供することによる深い理解と、異なる専門領域の知識を統合したり、創造したりすることができる機会を提供します。
自身の専門領域の体系的な知識や技能を深め、専門的な立場から課題の本質を記述し、社会実装も視野に入れた解決策を創造できるカリキュラムを提供します。
【言語教育】
グローバル社会を生きるうえで必要とされる英語力を伸ばす教育を提供します。
英語での研究活動や実践現場での活動を想定して、学会等で日本語だけでなく 英語での発表や交流する機会をもつことを推奨します。
教育方法の考え方
前述の教育内容を以下の方法で提供します。
①自身の可能性を主体的に広げる教育方法を展開します。
人が交わる全学共通教育や研究科共通科目「統合科目」群、知が交わる専門教育を通して他者を理解し、ヘルスシステム統合科学の考え方や方法論に対する学びを深め(「ヘルスシステム統合科学特論」)、実践的なプラクティス(「ヘルスシステム統合科学アドバンストインターンシップ」等)を通して、イノベーションサイクル活動の実践に必要な知識や能力を育成します。また、ヘルスシステムに関連する現場の状況や課題を理解し、コミュニケーション能力の向上や倫理感も涵養します。さらに、リサーチワークとして、コースワークで学んだ知識や能力を総合的に活用して特別研究に取り組み、イノベーションの基盤を支えるための知識や能力を向上させます。「専門科目」群では、自身の専門分野に関連する先端的な科学や先進的な技術に関する講義を選択して履修することにより、専門的な知識や技術を現場の課題解決に応用する思考を深化させ、課題やニーズを自身の専門領域の立場から理解して社会実装も意識した研究開発を実践できる専門家としての能力向上を図ります。
リサーチワークでは、博士研究において、設定した研究課題に取り組んで社会実装も視野に入れた学術的成果を得て、国内外での学会やシンポジウムでの発表や学術誌論文の執筆により、自立した研究者や技術者として、自ら方針を示して課題の解決に貢献しイノベーションの基盤を支える研究及び技術開発の能力を身に付けます。
②総合大学の特長を活かした教育体系を提供します。
自らの専門を深めながらも、様々な専門との出会いにより、多様な視座を理解し協働しながら、ヘルスシステムが内包する諸課題の本質を共に考え、解決方策を共に創り、共に育む教育体系を提供します。
③学生の成長に応じた実践的な教育プログラムを提供します。
実践的なプラクティス教育プログラムとして、「ヘルスシステム統合科学アドバンストインターンシップ」、「グローバル・プレゼンテーションA・B」、短長期の「インターナショナル・インターンシップ」などといった学内外・国内外とつながった実社会における学びを提供します。
学修評価の考え方
以下の考え方にもとづいて学修評価を実施します。
①ヘルスシステムにおける多様な困難や課題の理解について評価します。
ヘルスシステムにおける多様な困難や課題を理解していることを、「ヘルスシステム統合科学特論」や2つの演習科目のレポート等で評価します。また、博士研究の中間審査会における自身の研究のヘルスシステムの課題との関連性の説明でも評価します。
②統合科学のアプローチの理解と専門知識の修得について評価します。
「ヘルスシステム統合科学特論」において統合科学のアプローチを理解していることをレポートにより評価し、また、問題解決に貢献する高度な専門知識を有していることを、専門科目のレポートや受講態度などにより評価します。さらに、博士研究の中間審査会や学位審査会では、博士学位授与に値する専門知識を有していることを、両審査会でのプレゼンテーションや質疑応答、および、学位論文の内容により評価します。
③物質面及び人間の理解と他者と協同した創出能力について評価します。
「ヘルスシステム統合科学特論」及び統合科目の2つの演習科目において物質面及び人間の理解と他者と協同した創出能力が身に付いているかを、レポート等により評価します。また、専門科目のレポートや受講態度により、物質面あるいは人間についての理解の程度を評価します。
④自立的な課題能力とイノベーション能力について評価します。
自立的な課題能力とイノベーション能力が備わっているかを、博士研究の中間審査会や審査会でのプレゼンテーションや質疑応答及び学位論文の内容により評価します。
正課外教育の考え方
国内外の公開シンポジウムや学会等の学術交流への参加など、学生が授業での学びを越えて自らの成長を実感できる正課外の機会を提供します。