宗教人間文化論分野
宗教人間文化論では、さまざまな宗教の伝統における人間観(とくに、命のはじまり、病と老い、死と死後の世界観や魂と身体の関係性に関する問題)についての思想史的・宗教学的研究を行っています。宗教は、目に見えるかたちであれ、そうでないかたちであれ、それぞれの文化に生きる人々の世界観・人間観・倫理観に大きな影響を与えています。現代の医療・生命倫理の成立そのものにも、また、今日行われているさまざまな医療・生命倫理上の議論の多くにも、背景に宗教の問題があります。研究の方法としては、人間観についての聖典や宗教思想家たちのテクストの分析から、現代のさまざまな医療・生命倫理の議論に対する各宗教団体の反応の分析まで、(学生の関心に応じて)時代と地域を超えて広範囲に及びます。
研究室データ
ヒューマンケアイノベーション部門 宗教人間文化論分野
講師 袴田 玲
PROJECT
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