2021.06.10
【開催のご案内】オンライン講演会「サブサハラの開発支援とソーシャルイノベーション」
経営組織論やイノベーションを学ぶ学生を中心に、海外開発援助の職員の方に話を伺う機会を設けました。海外で活動する仕事に就きたい学生、またソーシャルイノベーションに関心がある学生、公務員として官公庁に就職したい学生など、質疑応答を中心にして進めたいと思います。
最初の40分では、ご本人らが経験した開発援助プロジェクトのエピソードの他、大学生向けにキャリアの描き方を経験をもとに話して戴けたらと思っています。ケニアはアフリカ向けODA拠点の1つであり、経済成長著しい国として日本のプレゼンスを確立することが重要な国となっています。ただ日本の民間企業について言えば、アフリカ大陸への進出に及び腰という印象があり、中国や韓国などの企業とは対照的です。国際経営の観点からJICAの考え方を伺う機会でもあると思います。
Wikipediaによると、ウガンダはケニアの隣国で「広大で肥沃な土地、豊富な降雨、鉱物資源に恵まれ、大きな開発ポテンシャルを持つ」と評されますが、日本との交易はそれほど活発ではありません。人口3500万人、GDP1.5兆円程度の規模です。元英領だったことや隣国と地続きであること、多民族の連邦国家であることなど、政治的不安定要因を複数抱えており、開発支援も一筋縄ではいきません。森口氏には「ケアからの逃走」と題して、都市とスラム、貧困と開発支援、ジェンダーなどを文化人類学者の観点からお話戴きます。
引き続き16時からヘルスシステム統合科学研究科の大学院説明会もありますので、大学院進学を将来の選択肢のひとつとして検討してくださる受講者は、ぜひ継続して聴講してください。別途、大学院説明会参加申込用URLがありますが、こちらからも引き続き参加して戴けるよう当日案内・誘導をします。
日時
2021年7月24日(土)15:00~16:00(大学院説明会は16:00〜)
開講形式
オンラインで開催
参加費
無料
主催
ヒューマンケアイノベーション部門 ソーシャルイノベーション論 藤井研究室
講師
岩間 創氏(JICAケニア事務所長)
森口 岳氏(元在ウガンダ日本大使館外部委嘱員、東京農業大学非常勤講師ほか)
次第
- 15時からご講演(20分×2)
- ディスカッション(20分)
- 大学院説明会は16:00から
申込方法
Googleフォームにて参加希望をお申出戴きます。追ってオンラインでの接続方法をご案内致します。
本件お問い合わせ先
岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科 ヒューマンケアイノベーション部門 教授 藤井大児
fujii-d◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えて下さい。