2024.06.24
【開催のご案内】「岡山リビングラボ」オープンイノベーションプログラム(O2IP)第27回 ~装着型サイボーグHALの活用に関する事業アイデア~
【オープンイノベーションプログラムの概要】
地域内外の企業、自治体や大学の関係者、地域住民など多様な参加者が地域の課題解決にむけたテーマについて自由に討議し、革新的なサービス・商品のアイデア等を創出することを目指します。
検討テーマを提示する共催団体にとっては、イノベーションに必要となるユニークなアイデアや技術を持った企業や研究者の探索・発見に役立ちます。一方、プログラムに参加する地元企業や研究者、学生、地域住民などの方々にとっては、大手企業や自治体等のイノベーションや課題解決に向けた取り組みの一環を知ることができるだけでなく、共催団体と連携しながら、お持ちの技術や研究シーズ、課題認識等を新たなサービス・商品として具体化し全国展開するチャンスが生まれます。
【今回の検討テーマについて】
工学と生命科学の原理・方法を応用し、生体の機能を維持・回復・改善させるための生体代替物を開発することを目指す組織生体工学分野では、生体の失われた機能や弱体化した機能を補完するため、身体に機械を組み込んだ、いわゆるサイボーグの技術開発が近年急速に進んでいます。SF映画等の中の世界と思われてきた各種のサイボーグ技術が現実の物となりつつあります。
今回共催いただくサイバーダイン株式会社は、超高齢社会が直面する様々な社会課題の解決に向け、筑波大学発ベンチャーとして2004年6月に設立されました。同社は身体機能を改善・補助・拡張・再生することができる世界初の装着型サイボーグHAL®(Hybrid Assistive Limb®)を開発し、世界各国に提供しています。
HALは装着者が体を動かそうとしたときに脳から筋肉に伝わる微弱な「生体電位信号」を検出し、意思に従った動作を実現します。HALは福祉や医療分野の動作支援だけでなく、工場での重作業支援、災害現場での復興支援活動など、幅広い応用が期待されています。
ワークショップでは、HALの概要についてサイバーダインおよび岡山ロボケアセンター(株)が説明を行います。そのうえで、HALの価値・機能を高めるような技術面のアイデア、あるいはビジネスモデル上のアイデアについて、参加者全員で検討します。アイデア検討に際しては、参加者の皆様がお持ちの知見やリソースを組み合わせるなど、自由に発想し検討いただきたいと存じます。多様な関係者との連携を通じて革新的なサービス・商品を創出したいと思われている企業の方をはじめ、テーマに関心を持たれる大学生、高校生、地域住民、自治体関係者等、様々な方々のご参加をお待ちしております。
日時
2024年7月10日(水)14:30~17:00
開催形式
オフラインとオンラインの併用
オフライン会場
ももたろうスタートアップカフェ(岡山市北区駅前町1-8-18 ICOTNICOT 2階 Wonder Wall)
対象者
テーマに関心をお持ちの方であれば、どなたでも参加可能です。ただし、オンライン(ZOOM)参加の場合、当日オンライン接続可能な端末(可能であればスマートフォンよりもパソコン、タブレット)をご自身でご用意いただける方に限られます。申込多数の場合は先着100名様(オフライン会場20名、オンライン会場80名)に限らせていただきます。
申込方法
Google Formにアクセスし、申し込みを行ってください。
申込締切
2024年7月9日17:00
次第
- 趣旨説明、オリエンテーション(5分)
- テーマに関する共催団体プレゼン(40分)
- 事業アイデアの検討方法に関する説明(5分)
- 事業アイデアについての参加者グループディスカッション(70~80分)
- 事業アイデアのグループ発表・講評(30~40分)
プレゼンター ※敬称略
サイバーダイン株式会社 特任役員 営業本部長 兼 ロボケアセンターグループ代表 安永好宏
岡山ロボケアセンター株式会社 代表取締役 向谷 隆
主催
岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科(岡山リビングラボ)、おかやまスタートアップ支援拠点運営委員会(ももスタ)
共催
サイバーダイン株式会社、岡山ロボケアセンター株式会社
留意事項
今回のプログラムにおける事業アイデア(知的財産権)については、サイバーダイン株式会社において検討中の事業アイデアを除き、参加者全員に帰属します。ただし、今後の事業化に際しては、関係者間で必要な契約等を締結することを想定しています。
本件担当
学術研究院ヘルスシステム統合科学学域 特任准教授 志水武史
E-mail: shimizu.takeshi◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えて下さい。