Research

トップページ   研究   超伝導高感度磁気センサによる高感度免疫反応測定装置の開発

医療機器医用材料部門先端医用電子工学分野

超伝導高感度磁気センサによる高感度免疫反応測定装置の開発

免疫反応の検査を短時間で行うことができれば、病気の診断を迅速に行うことができます。ナノメトルサイズの磁気粒子を用いる磁気的免疫検査法は、現状の検査法よりも測定工程が少なくシンプルであるという特徴があります。さらにこの方法は、高感度な磁気センサを用いることで、既存の検査方法よりも高感度な検査が期待できます。これにより免疫検査で必要な患者から採取する試料を減らすことができ、患者の負担を減らすことにも繋がります。そこで我々は超伝導現象を利用した最も高感度な磁気センサであるSQUIDという磁気センサを使用し、卓上型の磁気計測システムを開発して、高感度な磁気的免疫検査法を実現することに取り組んでいます。これまでに、磁気ナノ粒子の信号が測定する試料の粘度など様々な要因で変化することを明らかにし、磁気的免疫検査法の高精度化を検討するなど実用化に向けた研究が進んでいます。

研究室データ

医療機器医用材料部門 先端医用電子工学分野
教授 紀和 利彦 
准教授 堺  健司 
助教 王 璡