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医療機器医用材料部門人間情報処理学分野

深層ニューラルネットワークによる胃癌深達度診断

胃癌深達度とは、胃癌の胃粘膜への浸潤の程度を意味する。その診断は、胃癌の治療法を決定する上で欠かせない役割を果たすが、熟練した内視鏡医でも、それは難しいことが知られている。一方、近年の深層ニューラルネットワークの発展は、人間を上回る画像認識性能を達成するに至っている。そこで、深層ニューラルネットワークの優れた画像認識能力を内視鏡画像に基づく胃癌深達度診断へ活用し、正診率の向上を図るのが本研究の目的である。岡山大学病院の医師との協力により、現在までに80%を超える正診率を達成しているが、更なる正診率向上による実用化を目指して研究中である.

図. 胃癌画像の特徴の第1, 2主成分空間における各胃癌の特徴の分布の例

研究室データ

医療機器医用材料部門 人間情報処理学分野
教授 阿部 匡伸
助教 原 直
講師 相田 敏明