Research

トップページ   研究   現代日本における老いと科学技術

ヒューマンケアイノベーション部門科学史技術論分野

現代日本における老いと科学技術

現代日本における老いと科学技術

超高齢化時代を迎えた現代日本社会は、高齢者の介護や医療に関わる課題、労働力人口に関わる課題等、様々な課題を抱えています。これらの課題に対し、科学技術がいかに発展し対応すべきなのか、本研究では、現代社会が求める課題について、(1)歴史学的手法を用いて、ケアに関わる科学技術の発展の経緯を検証し、(2)また現代日本において発達してきた科学技術の構造を社会との関わりなかで捉えて検討を加えています。(1)の研究では、近代日本における西洋医学の導入に伴う医療技術の導入と開発の歴史について、歴史学的手法により調査し検討を加えています。(2)の研究では、介護ロボットの開発・普及促進のための科学技術政策とその開発・普及の実情について、文献資料調査および、関連団体や企業などに対するヒアリングなどを実施し、その課題について検討を加えています。研究成果の一部は雑誌『老年人文研究』に掲載されました。

研究者データ

ヒューマンケアイノベーション部門 科学史技術論分野
教授 吉葉 恭行