ヘルスケアサイエンス部門看護科学分野
避難所と避難先の居住地を整え健康二次被害を予防するシステム開発
UNDRRRは災害を「コミュニティや社会の機能に重大な混乱を引き起こし、人的、物的、経済的、環境的な広範囲にわたる損失や影響をもたらす、脆弱な状況において発生する急激なハザードへの曝露の結果」と定義しています。原田研究室では、特に災害が人々の心身に与える影響を最小限にすることを目指して、避難所の環境を変えるためのシステム構築や、支援の質を高めるための研究を行っています。多くの研究者と共同作成したラピッドアセスメントシートは、国際基準に基づいて作成され、より迅速な災害対応を目指したシステムとして、令和2年能登半島地震でも活用されました。また、支援者と支援組織が国際基準に則した資質を強化するためのセルフチェックシートを作成し無料公開することで、研究成果の社会還元に取り組んでいます。
研究室データ
ヘルスケアサイエンス部門 看護科学分野
教授 原田 奈穂子