従来のクラウドコンピュティングでは、データセンタで稼働する仮想サーバとユーザ端末で稼働するクライアントとの間の距離が離れている場合にそれらの間の通信遅延が大きくなることがあります。本研究では、仮想サーバをインタネットを介して他の稼働場所(WP:WorkPlace)へ移動させる機能を備えた新たなクラウドコンピュティングであるAround-Me Computingを提案しています。このAround-Me Computingを対象として、仮想サーバをクライアント近傍のWPヘ移動させることによって仮想サーバとクライアントの間の通信遅延の低減を図る仮想サーバ配置決定方式などについて研究しています。