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医療機器医用材料部門人間情報処理学分野

観光地の雰囲気可視化を可能とする簡易なアノテーションに基づく深層学習方式の研究

音環境は我々の生活に密接に関係している。環境音データが大量に収集できれば、環境音から情報を抽出して音環境の実態を把握するとともに、音環境を改善するための対策も検討できるであろう。一方、スマートデバイスの普及により音響信号と位置情報とを同時に収集できるよう環境が整ってきた。本研究では、環境音を入力とした深層学習モデルを学習し、地域の雰囲気の推定器を作成する。精確なアノテーションを教師とした深層学習が一般的だが、本研究では、より簡易なアノテーションのみを教師に用いて学習する方式の研究を進めている。この研究により、近年多く見られるクラウドソーシングによるデータ収集のような、即時性が高く安価だが、正確性に問題を含むようなデータ収集方式によっても、観光地の雰囲気の可視化が実現できると期待される。

研究室データ

医療機器医用材料部門 人間情報処理学分野
教授 阿部 匡伸
助教 原 直
講師 相田 敏明