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ヒューマンケアイノベーション部門人間文化論分野

アウグスティヌスの「心」の哲学: 古代末期の人間学の研究

西欧最大の教父ともされる古代末期のローマ帝国のキリスト教思想家アウグスティヌス(354-430)は、長年にわたり知恵を愛し求める哲学philosophiaを探究する生涯を通じて、単に精神と肉体を二元的に捉えるのではなく、身体的な「心」(ハート)において腑に落ちるところまで真理を内的に読み取るように理解するという、「心」という独自の機能を発見しました。本研究では原典の読解を通じて、「心」を中心とした彼の人間学の特徴と現代的意義を模索しています。この研究の一端は岩波新書『アウグスティヌス「心」の哲学者』や「アウグスティヌスの人間像:古代末期に生きた探究者」(『學士會会報930(2018.5))をご参照下さい。なお、この研究のために、科研費基盤研究B「哲学と宗教の対話:ヘブライズム・キリスト教とヘレニズムとの交錯」(2009-13年度)、基盤研究B「古典教父研究の現代的意義ー分裂から相生へ」(2017-19年度)、基盤研究C「古代末期におけるhumanitas概念の「革新」についての思想史的研究」(2020年-22年度)の研究助成を受けています。

アウグスティヌスの「心」の哲学: 古代末期の人間学の研究

研究者データ

ヒューマンケアイノベーション部門 人間文化論分野
教授 出村 和彦